バドミントンをしている患者様からどのように練習復帰をしたらよいですか?
と質問がありました。

他のスポーツをしている方にも参考になりますので
興味のある方は参考にしてください。

 

〜バドミントン選手を例に〜

バドミントンは、スピード・瞬発力・俊敏な動きが求められるスポーツです。 その分、ケガから復帰する際には「段階的に負荷をかけていくこと」がとても重要です。

以下の5つのポイントに沿って、無理のない復帰を目指しましょう。

 

1. ケガした部位の回復と適応

ケガをした筋肉、靭帯、関節などの組織は、まだ完全には元通りではありません。 いきなり強い負荷をかけると、再び同じ場所を痛めるリスクが高くなります。

✅ ポイント

最初は安静と回復を優先

痛みや腫れが落ち着いてから、リハビリ開始

少しずつ負荷を上げていく(例:歩行 → 軽いフットワーク)

2. 筋力・柔軟性・可動域の再獲得

ケガや休養によって、筋力が落ちたり、関節が硬くなったりします。
無理せず、少しずつトレーニングを行い、元の状態に戻していく必要があります。

✅ ポイント

チューブトレーニングや軽めの筋トレで再スタート

動かしづらい関節にはストレッチや可動域運動

正しい姿勢やフォームで行うことが再発防止につながる

3. 神経系の再教育(動きの感覚を取り戻す)

バドミントンは非常に速い判断と繊細な動きが求められます。 ケガのあとには、動きのリズムやタイミングがずれてしまうこともあります。

✅ ポイント

素振りやフットワークの基本練習で動作を再学習

軽いノックで正確な動きを思い出す

「頭ではわかってるけど体が動かない」時期に焦らない

4. 心理的な不安を乗り越える

ケガのあとに多いのが、「また痛くなるのでは?」という不安です。 メンタル面の回復も、競技復帰には欠かせません。

✅ ポイント

小さな成功体験(例:「今日は痛みなく動けた」)を積む

不安な動作は、コーチやトレーナーと一緒に確認

焦らず「できること」を一つずつ増やす意識を持つ

5. 段階的な競技復帰のプラン

バドミントンの試合は、全力のラリーや激しいフットワークを伴います。

いきなり試合に戻るのではなく、段階的に負荷を高めながら準備していくことが大切です。

✅ 復帰のステップ例

リハビリ運動(可動域・筋力回復)

軽い打ち合い(ノックやシャドー)

動きをつけた練習(フットワーク+打ち込み)

試合形式の練習(1対1のラリー)

本格的な試合復帰

 

まとめ

バドミントン選手の復帰には、

✅ 体の回復(筋肉・関節)
✅ 動きの再教育(神経・フォーム)
✅ 心の準備(不安の克服) がすべて重要です。

焦って急ぐと、再びケガをするリスクがあります。

**「無理なく、少しずつ」**を合言葉に、計画的なステップで戻っていきましょう。

 

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投稿者プロフィール

ブログ管理人
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鍼灸師・柔道整復師2つの国家資格所持。
治療業界20年のキャリアで1万人以上の健康をサポート。整形外科分野、難病や脳血管障害、リウマチなど様々な分野もリハビリステーション等で経験。

開業後は、膝の痛み専門治療院として、半月板損傷で手術を宣告された方を200人以上手術なしで改善。以後、膝以外の痛みの改善にも力を注ぐ。

柔道・新体操・バドミントン・ダンスなどの種目で高校生・大学生・クラブチームに「怪我をしない体の使い方・考え方」を主に指導。


私自身も数多くの怪我や病気により中学生時にドクターストップになりサッカーを断念。

現在、体でお悩みの方が好きなことを断念せず、いきいきとした人生を送れるよう、私の経験と技術であなたをサポートできることができれば幸いです。