60代 男性

◆症状
右膝外側の痛み。
日常はよいが、太極拳で足を時に曲げる時に痛い。

◆経緯
・思い当たること・・・筋トレを頑張ったこと、姿勢の悪さ。
・これまでも痛みを繰り返していて、鍼も行ったが、良くはならなかった。
・痛み止めは飲んでいない。

◆見解
検査とヒアリングの結果、繰り返している膝の痛みの主な原因は、何度も捻挫をしている「足首」と、ご本人も不具合を感じていらっしゃる「股関節」にあると思われます。

 

POINT !

子供の頃から何度も捻挫していて、その時に実は完治していない、という方は多いです。

ここでいう完治とは
・使うべき筋肉が使えるようになる
・運動神経が正常になる
・関節の動きが正常になる
ということです。

現在は、整形外科でもリハビリまでしている所が多いですが、かつては特別な場合を除き、リハビリまではしていない所が大半だったのではないでしょうか。

完治していないと、次のようなマイナス面があります。

・他の箇所に負担がかかる(逆側の足や、末端など)
・体のゆがみを生じる
・体全体の緊張感を招き、体がかたくなる。感覚も鈍くなる。
よって、当院では、今痛いところにとらわれずに、体全体を拝見させていただきます。

そして、検査やヒアリング、既往歴などから、お体の傾向を共有させていただいた上で、原因、施術方針にまでつなげていきます。

 

◆初回施術

はりやマッサージも刺激の一種ですが、どのくらいの刺激が適切かは、人によって異なります。

初回はお体の把握が主たる目的になります。
よって、初回ではあまり変化がない方もおられますが、「お体の状態を知り、おおよその原因をさぐること」はその後の施術にあたって大変重要な工程ですので、ご理解ください。

捻挫の既往箇所の他に、肉離れの名残り部分や、股関節も施術しました。

◆その後
2回目の検査時で、腿上げでの痛みもなくなりました。
3回目では曲げ伸ばしの痛みが減りました。
4回目では家でやるマッサージも2種類お伝えしました
5回目では痛みが初回の半分以下になった、とのこと。
新たなマッサージも指導し、ご自分でもやって頂いています。

ご自分でもこちらからお伝えしたマッサージをして頂いているので、回を追うごとによくなられています。

 

施術回数は、同じ症状名でも、人によりけりです。

なぜなら、回復具合は下記のようなことに左右されます。

・現在の状態
・どれだけ無理をしたか
・何年患っているか
・過去の病気やケガ
・日常の体の使い方
・症状を悪化させる筋トレやストレッチ
・習慣や思考
・環境
・ストレス

 

この方は、膝の痛みで鍼治療の経験がありましたが、変化がなかったということでした。

当院では、これまで、鍼で効果がなかった方も、はりの施術効果を感じる方も多くおられます!

なぜなら、当院では、鍼をうつ箇所、深さ、さしている時間、など、お一人お一人のお体に応じて、施術をしているからです。

鍼が苦手でなければ、以前鍼で効果がなかった方もぜひお試しください。

 

 

当院は、コミュニケーションを通じて個別に対応し
あなたにとって最適な施術を
導き出すことで
徐々に全身の健康を改善していくことを
積極的に追求しています!

人生100年時代において、自分の足で歩けるために
神経アプローチと東洋医学、そしてインナーマッスルの
3つのアプローチを組み合わせた、他に類を見ない治療院です!

 

投稿者プロフィール

ブログ管理人
ブログ管理人
鍼灸師・柔道整復師2つの国家資格所持。
治療業界20年のキャリアで1万人以上の健康をサポート。整形外科分野、難病や脳血管障害、リウマチなど様々な分野もリハビリステーション等で経験。

開業後は、膝の痛み専門治療院として、半月板損傷で手術を宣告された方を200人以上手術なしで改善。以後、膝以外の痛みの改善にも力を注ぐ。

柔道・新体操・バドミントン・ダンスなどの種目で高校生・大学生・クラブチームに「怪我をしない体の使い方・考え方」を主に指導。


私自身も数多くの怪我や病気により中学生時にドクターストップになりサッカーを断念。

現在、体でお悩みの方が好きなことを断念せず、いきいきとした人生を送れるよう、私の経験と技術であなたをサポートできることができれば幸いです。