60代男性

◆症状
左膝 半月板損傷
動いている時、歩いている時、階段上り下りなどで痛みあり
動かさなかければ痛くない

◆経緯
きっかけは不明だが、半年前から調子はよくなかった。
決定的に悪くなったのは、3週間ほど前。
階段を上っていて急に痛くなり、歩けず、救急車で運ばれた。
1か月松葉杖だった。
痛み止めは効いていたが、ヒアルロン酸注射を1回。
また来月の予定。
最後は手術ですね、と言われた。

膝が痛いので、マッサージに1回行き、左半身が硬いと言われ、
びっくりした。自分では硬いという認識がなかった。

腰や背中がはっているのは感じているが、こっているという感覚はなく、マッサージに行く人が不思議だった。

整形外科では何も言われなかったし、すぐに手術という。
知人に、整体や治療院に行ってみればと言われて、調べて来院。

◆見解
検査では
・一定の動作に恐怖感があること
・使うべき筋肉が使えていないこと
・ゆがみ
・感覚が鈍くなっている
・膝以外にも不具合がある
ことなどが分かりました。

これまで整体やマッサージ、治療なども特にされていなかったので、
全身がとても硬く、メンテナンスが必要なお体でした。
突然歩けなくなったのは、体が悲鳴をあげていたサインでしょう。

POINT !

思い当たる節がなく、突然激痛が走る、という方がおられます。
分かりやすいきっかけがなくても

・長年の体の使い方
・少し調子が悪い部分をかばって負担が生じる
・冷えやコリで血流が悪くなって滞る

など気づかない内にマイナス要素を積み重ねていくことで、痛みが生じている場合もあります。

◆施術
初回は体全体のチェックですが、
硬いところをほぐし、
はりは初めてなので、ポイントで様子を見ながら施します。

\動作検査での嬉しい変化/
腰を後ろに反らす動作で、腰のはりがなくなる
もも上げの怖さなくなる
スクワットで痛みが減る
足首の動作によってでる痛みが減る

翌日のお体の反応は、特にだるさなどは出ていなかったので、
次回からは少し刺激度をあげていきたいと思います。

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全身がカチコチでコリだらけ

足の指も思うように曲がらず、反らすこともできない。
このような状態では、地面をうまくけって歩いているとは言えません。

足首も硬すぎて可動が悪かったり、使うべき方向に力を入れられなかったりすると、他に負担がいきます。

当然、膝にもしわ寄せがきます。

膝を痛めていなくても、膝は痛くなるのです!

 

POINT !

足が痛くなり歩きづらくなると、筋肉が落ちているのかも、
と思って不安になりますよね。

当院でも、下記のような質問やお話をよく伺います。

「筋トレをした方がよいですか?」

「痛くて動かないと、このまま歩けなくなりそうなので、筋トレしてます」

「筋肉をつけなさい。と病院で言われました。」

どんな筋トレか見せて頂くと、大抵、以下のように
やらない方が良いものが多いです。

・かえって痛める筋トレ
・鍛えるべきところを鍛えられていない筋トレ
例)腹筋で、首に力が入ってしまっている

これらは、個々のお体の状態や、痛みの原因まで考えた筋トレではありません。

やらない方が良い筋トレをしていては、逆効果になりますので、
筋トレは、よくなってからやりましょう。

 

 

投稿者プロフィール

ブログ管理人
ブログ管理人
鍼灸師・柔道整復師2つの国家資格所持。
治療業界20年のキャリアで1万人以上の健康をサポート。整形外科分野、難病や脳血管障害、リウマチなど様々な分野もリハビリステーション等で経験。

開業後は、膝の痛み専門治療院として、半月板損傷で手術を宣告された方を200人以上手術なしで改善。以後、膝以外の痛みの改善にも力を注ぐ。

柔道・新体操・バドミントン・ダンスなどの種目で高校生・大学生・クラブチームに「怪我をしない体の使い方・考え方」を主に指導。


私自身も数多くの怪我や病気により中学生時にドクターストップになりサッカーを断念。

現在、体でお悩みの方が好きなことを断念せず、いきいきとした人生を送れるよう、私の経験と技術であなたをサポートできることができれば幸いです。