50代女性
◆お悩み
右膝の痛み、曲げ伸ばし、下り、立ち上がりで痛い。
山登りやボルタリングの後などが痛い。
◆経緯
20年前、横座りをした時に、膝とふくらはぎを痛める。
2か月位前に、今回同様の痛みだったが、自然によくなる。
◆方針
今感じている痛みは膝ですが、上半身のコリや緊張も強いです。
感覚も上半身が鈍くなっていました。
お話を伺うと、登山の下りで、呼吸が苦しく感じ、
他の人よりも疲れやすくなってしまうとのこと。
背中や首肩、腕や腰も、硬くなってしまっているので、
呼吸がしづらい状態です。
足に痛みがあり、全身も硬くなっている状態で、筋トレをしても、体のコリや緊張を高めるだけです。
しなやかなよい筋肉がつきません。
まずは、コリをほぐし、
使うべき筋肉を使えるようにしていきます!
◆初回
鍼は初めてなので、初回は弱い刺激量で様子をみながら行いました。
施術後は、スクワットやランジでの痛みが軽減。
早期改善のために下記をお伝えして、初回は終了としました。
【早期改善のために】
・症状に即したストレッチを宿題で出しました
・冷やさない
・痛い思いをあえてしない!
走らない、筋トレしない、ボルタリングも今は中止
・ゆるーくプール
リラックスが目的です。体の緊張をとるためですので、浮かぶだけでもOK!
このように、当院では、あなたに即した施術とアドバイスをしております。
ユーチューブやテレビなどで、トレーニングなどが多く紹介されていますが、自分にとって適切なものかは、分かりにくいですよね。
体に痛みや不調のない方は良いですが、既に不具合を感じている方は、やらない方がよいものもあります。
残念ながら、病院で指導されたトレーニングでも、今のあなたは、やらない方がよいものもあります。
あなたの体にマイナスになるものもやっているとしたら、良くなるものも良くなりません。
毎日きちんとやってしまう、まじめな方ほど危険です。
その後・・・
2回目
初回の後、早速プールに2回行った。
おすすめしても、なかなかすぐに行かれる方は少ないのですが、
素直に行動にすぐ移されるので、改善も早いです!
はじめての鍼の後、特にだるさなどの反応は無かったので、
今回は治療の刺激量を上がる。
3回目
ストレッチ等もせず、使っていないせいか、膝は良い感じ。
腫れもひいてきた。
4回目
初回でひっかかった動作検査は、かなり改善。
日帰りで2000m級の登山はOK。膝周りが少しびりびりしたが、
呼吸は以前より楽だった。水泳も泳ぎ解禁。
ボルタリングは徐々に再開。
5回目
ボルタリング軽くならば大丈夫だった。
ハイキングでも痛みなし。
6回目
6時間ハイキングOK。呼吸も楽になっている。
プールで今まで力が入っていたことが分かった。
現在は、縦走も可能になり、膝は良くなられたので、メンテナンスで通われています。
なかなかよくならずに、お困りの方。
まずご自分でできることは、
「悪化させない‼️」
下記のようなケースがよく見られますが、
このようなことをしていると、悪化します。
×痛いのは筋力不足のせいだと思い、筋トレをする。
×しばらく動けなかったから、筋肉が落ちているかと思い、まだ痛みがあるのに、あえて階段を使う。
×痛いかどうか確認したくなり、痛みを感じる動作を何回もする。
×病院や整骨院などで指導されたトレーニングを痛いけど我慢してやっている。
×熱感があり腫れているのに、湯船につかる
早くよくなりたいので、何かしたくなる気持ちはよくわかりますが、
マイナスの要素を減らすことも、とても大事です🙂
投稿者プロフィール
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鍼灸師・柔道整復師2つの国家資格所持。
治療業界20年のキャリアで1万人以上の健康をサポート。整形外科分野、難病や脳血管障害、リウマチなど様々な分野もリハビリステーション等で経験。
開業後は、膝の痛み専門治療院として、半月板損傷で手術を宣告された方を200人以上手術なしで改善。以後、膝以外の痛みの改善にも力を注ぐ。
柔道・新体操・バドミントン・ダンスなどの種目で高校生・大学生・クラブチームに「怪我をしない体の使い方・考え方」を主に指導。
私自身も数多くの怪我や病気により中学生時にドクターストップになりサッカーを断念。
現在、体でお悩みの方が好きなことを断念せず、いきいきとした人生を送れるよう、私の経験と技術であなたをサポートできることができれば幸いです。
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