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本書への想い

昨今のトレーニングブームで、老若男女問わずトレーニングブームが続いています。

一方、私の膝の痛み専門治療院では、間違ったトレーニングをして、膝を痛めた方が多く見受けられます。例えば、スクワットのような単純なトレーニングでさえ間違っていることが多いです

人生100年時代。「生涯、歩ける体、動ける体」を目指したいですよね。 しかし、気合だけでは難しいです。それどころか気合と頑張りだけでは、逆に痛めることにもなりかねません。         

 みなさま健康を願って、効果的なトレーニングの方法と考え方を、お尻の筋肉と股関節の重要性や関係性を交えながら紹介します!

この内容ですべての痛みが取れるわけではありませんが、あなたの健康のきっかけになれば幸いです。

 

書籍概要

どなたでも場所を選ばず手軽に行える“スクワット”

多くの方が“スクワットは太腿を鍛えるトレーニング”と考えていらっしゃると思いますが、スクワットでお尻を鍛えることで「足の痛み」「ダイエット」「怪我の予防」につながるのです。

なぜ、お尻の筋肉を鍛えるのか? お尻は股関節につく大きな筋肉であり、股関節は体の重心線の中心です。いわば身体を動かす支点となる大切な場所なのです。

また、健康になるためのトレーニングはやみくもに“量”を追うのではなく“質”がとても重要になります。

「体幹トレーニング」が一般的になって数年が経ちますが、実際に体幹に力が入っていない方がまだまだ多くいらっしゃいます。例えば、体幹トレーニングを十分行っているにも関わらず首や肩に力が入っている方など。

理想なのは、第1段階では「狙った筋肉が使えるようにする」第2段階で「使えるようになったら筋肉を鍛える」、というステップを踏むことでより効果的なトレーニングを生み出します。

本書ではスクワットでお尻が鍛えられるよう、マッサージ方法とトレーニング方法を論理的にお伝えしています。

 

目 次

第1章 「お尻」を鍛えると足が痛くならない
①年々足が痛くなるのはなぜ?
②歩くのに重要なのはお尻の筋肉
③お尻の筋肉はいろいろな動きに使われている
④お尻が使えない原因は筋肉が固まっているから
⑤お尻を鍛えるだけで3つのメリットがある!

第2章  お尻Reトレーニング で体が「変わる」
①トレーニングの考え方を変えると体が変わる
②簡単にできるお尻の3つのチェック法
③お尻が使えることと股関節の柔らかさは別
④同じフォームでも使う筋肉は人により違う
⑤トレーニング中も呼吸をして筋肉を緩める
⑥トレーニングの回数はやればやるほどよい?
⑦はじめは週に2日のトレーニングで十分

第3章 「基本」のお尻Reトレーニング
①スクワットが基本かつ最適なトレーニング
②スクワットにもいくつか種類がある
③まずはどの筋肉が使えているか確認
④どこを意識すればお尻を使える?
⑤トレーニングの前にお尻をマッサージ
⑥マッサージのあとにスクワットをやってみる
⑦スクワットでお尻に力が入っていない場合
COLUMN1 スクワットのチェックポイント

第4章  筋肉に「刺激」を与えるマッサージ
①マッサージのやり方と注意点
②足首の動きをよくするスネのマッサージ
③足首の動きをよくするふくらはぎのマッサージ
④関節を曲げやすくするもものマッサージ
⑤上半身の姿勢をよくする背中・肩のマッサージ
⑥歩く動作を助ける腕のマッサージ
⑦呼吸と姿勢を改善する鎖骨下のマッサージ

第5章 「体幹」トレーニングでお尻を鍛える
①トレーニング前の注意点
②バランス感覚を上げるランジトレーニング
③左右バランスを強化するヒップアブダクション
④前後バランスを強化するヒップエクステンション
COLUMN2 体幹トレーニングのチェックポイント

第6章 「日常生活」で痛みを防ぐお尻作り
①日々の生活のなかでお尻を使う
②歩ける体を維持するスケジュールモデル
③ウォーキング・ランニングの際の注意点

おわりに

 

プロフィール

村上 一成 (むらかみ かずしげ)    

鍼灸師、整体師、柔道整復師
ファミリーケア三鷹  はり・きゅう・整体院 院長

 

 

・1973年、東京都杉並区阿佐ヶ谷生まれ。法政大学経営学科卒業。
・大学とダブルスクールで早稲田医療専門学校卒業。

大学卒業後、一旦サラリーマンとしてスタート。1年半勤務後、治療業界へ転身。治療界20年のキャリアで1万人以上の健康をサポート。整形外科分野、難病や脳血管障害、リウマチなど様々な分野を豊富に経験。

幼少時より、多数の病気やケガを経験。
小学生時、風邪と誤診された「細菌性髄膜炎」で生死をさまようが、九死に一生を得る。
中学生時、「透明中隔腔嚢胞」によりドクターストップ。サッカーを断念。
高校生時、柔道で「腰椎分離症」「坐骨神経痛」後遺症に悩む。
大学生時、「くも膜下出血」を発症。友人に助けられながら、急遽入院。開頭手術を行い、またもや一命をとりとめる。
しかし「言語障害」「聴覚障害」「片麻痺」の後遺症が残る。

当時は、話すことも体を動かすこともままならなく、医師からは「障碍者手帳をあげるから働かなくてよい」と突き放される。この言葉で逆に、一生このままでたまるかと奮起。退院後、全国の医療機関や治療院を訪ねるも、良くなったり、悪くなったりを繰り返す日々。

根本的に何かを変えないとこれ以上よくならないと決意し、考え方を一新。『がんばりすぎず余力を残す!』 この発想の転換が功を奏し、実践することで、休むことなく仕事ができるようになる。2021年7月で開業17年目を迎える。

膝の痛み専門治療院として、半月板損傷で手術しかないと宣告された方を200人以上手術なしで改善するなど、膝の痛みに対する治療を得意とする。患者さまからは痛みがなくなるだけでなく、性格も明るくなったと好評の声を頂き嬉しい限り。現在では、膝以外の痛みの改善にも力を注いでいる。

また、実体験や様々なセミナーに参加し培ってきたことを元に、スポーツ現場での体の使い方や練習時の考え方を指導。私自身も部活で怪我が絶えなく、なぜ同じ運動をしているのにケガする人とケガしない人がいるのか?疑問に思っていた為、トレーナー活動で練習・試合中に動画を撮り何百時間も動きをチェック。日々研鑽の結果、ケガをしない人は『使っている筋肉が異なる』ことに着目。

この考えをもとに柔道・新体操・バドミントン・ダンスなどの種目で高校生・大学生・クラブチームに「ケガをしない体の使い方・考え方」を主に指導。バドミントンのジュニアクラブの指導者の方からは『バドミントンの練習だけでなく、ケガしない体の使い方の方が重要です!』『頑張りすぎると、パフォーマンスが落ちて良いことないですね』と指導者からも反響のお声を頂く。

一方、運動しない方には、日常生活での体の使い方を教えて喜ばれている。特別な道具無しで改善できることが特徴。『こういう体の使い方するんですか?楽です!』『体の使い方って、学校で教えて欲しかった!もっと早く知りたかった』など喜びの声、多数。
現在、治療院経営、トレーナー業務、更なる健康方法の研究など精力的に活動中。

 

この本が、あなたのお役にたちますように!

何年も前から、「先生、本出さないんですか?」とのお声を頂いておりました。
お待たせしました!

「今度は〇〇について書いてほしい!」「ここがよかった!」「こうした方が良いよ」「これが役に立った!」など
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