あなたはどちらのタイプですか?
A じっとしてるより動いている方が楽。
B 運動や動くのが苦手。
どちらも、体をいためる要素はあります。
今回取り上げるのは、当院でも多いAタイプの方です。
当てはまるものはありますか?
✓つらい練習でも頑張れる
✓やるからには勝ちたい
✓休憩しなくても平気
✓根性では負けない
✓負荷がかからないと
トレーニングした気にならない
✓が多かったあなたは、頑張り屋さんですね。
当てはまるものが多いほど、やりすぎ傾向もあります。
このタイプの方が陥りやすい点についてお話します。
あなたは今、このようなお悩みがありますか?
✓体に痛い所がある
✓スポーツの調子があんまり
よくない
✓筋肉を落とさないように
トレーニングをしているが、
パフォーマンスに反映されない。
✓パワー不足なので、もっと
トレーニングしなきゃと思っている。
✓昔より疲れる
これらを解消するために、こんなことをしていませんか?
✓筋トレの量を増やす
✓負荷を増やす
✓練習量を増やす
✓もっとよいトレーニングがない
かYouTubeで探してやってる。
✓足腰が弱らないよう、毎日走っ
たり、ウォーキングをしている。
このようなことをしている方は、要注意!
残念ながら、次のようなことが起こりがちだからです。
・痛みが強くなる
・他のところまで痛くなる
・心肺機能が落ちる
・筋肉が硬くなる
・ケガをしやすくなる
・疲れがとれない
・眠れなくなる。目が覚める。
・思うようにパフォーマンスが
上がらず、気分も下がる。
思い当たることはあったでしょうか?
こうなると、体の状態も複雑化し、改善にも時間を要します。
パフォーマンスも更に落ち、やりたかった運動も、しばらく出来ないなんてことも。
まずは、お悩みが改善されたお声を紹介しますね。
〇毎日ウォーキングをしていたが、頻度を減らしたら、膝も痛くなくなり、ジャンプも軽くとべるようになった!!
〇練習を休むと筋肉が落ちそうで不安だったけれど、思い切って休んだら、疲れなくなって、ゴルフのスコアも上がった!
〇毎日筋トレをやらなきゃ筋肉が落ちて歩けなくなると思っていたけど、週2日くらいの筋トレで、逆に階段昇降が踏ん張れるようになったと実感した!
など、やってみると、シャカリキにやるよりも、休んだ方がよい結果につながっていることを実感されます。
トレーニングや運動のペースをダウンすると、体も回復し、体全体の緊張度も落ちて、力まず運動できるようになります。
筋肉も硬くならないので、パフォーマンスも上がった!というのはよく聞きますよ!
では、がんばり屋さんに必要なことを2つあげます。
1.「休息」
筋肉は、運動してから回復するまでに48時間から72時間かかるといわれていますね。
「週2日は休んでいるから平気」
「一日おきにやっているから大丈夫」
「次の大会は負けられないので、練習量を落としたくない。」
「筋肉を鍛えれば、休まなくてもできる」
「前より練習を減らしているので、もっと減らすのは抵抗がある。」
「みんなが行っているから、自分だけ休めない。」
こんなふうなお声をよく聞きますが、究極、何が大事でしょうか?
当院では、患者様の目標やご希望を伺っていますが、
「末永く、趣味や運動を続けたい。」
という方が多いです。
そして、休むと筋肉が落ちる、という不安に駆られている方も多いです。
しかし、筋肉は、休ませないとつきません。
ずっと鞭を打っていても、筋肉はつかないのです。
それどころか、筋肉が回復するまでに運動を再開させると、
更に筋肉を疲労させ、けがのおそれも生じます。
筋肉の回復は、48時間から72時間といいますが、個人の体の状態によっても回復度は異なり、
年齢と共に、回復力にも時間がかかるようになります。
これを認識してくださいね。
2.体のサインを見逃さない!
プロの選手程、これは気をつけています。
見逃すと、命取りになるからです。
体に不調がでていたら、オーバーワークに気づいてよ、というサインです。
こんな時は、鍛え足りないと思うのではなく、休ませてあげてください。
休めないからと言って、痛み止めを飲んでテニスをする、なんていうのはもってのほかです。
いくらあちこちで治療をしても、治療に来ている時以外の生活やフォームを変えなければ、体は変わっていきません。
体をゆるめたり、調整したり、トレーニングのお手伝いはできますが、トレーニングや練習のペースは、見張っているわけにもいきません。
ご自分で体をいじめないようにしてあげてください。
回復力はご自分で調整できる部分です!
回復力が落ちると、自己治癒力も落ちるので、治療との相乗効果が落ちてしまいます。
最近、テレビで、高校野球の優勝投手のその後を特集した番組を見ました。
プロ入りして活躍している方もいますが、一方、子供の頃から投げすぎて肩を壊して、その後は野球ができなくなった方もいました。
今のように球数制限があれば、そのようなこともなく、長く野球を続けられたかもしれません。長く続けるためには何が大事か、改めて考えさせられました。
根性があって、努力をいとわないがんばり屋さん!
末永く運動を楽しむためにも、肩の力を抜いて、体の声をきいてやっていきましょう!
投稿者プロフィール
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鍼灸師・柔道整復師2つの国家資格所持。
治療業界20年のキャリアで1万人以上の健康をサポート。整形外科分野、難病や脳血管障害、リウマチなど様々な分野もリハビリステーション等で経験。
開業後は、膝の痛み専門治療院として、半月板損傷で手術を宣告された方を200人以上手術なしで改善。以後、膝以外の痛みの改善にも力を注ぐ。
柔道・新体操・バドミントン・ダンスなどの種目で高校生・大学生・クラブチームに「怪我をしない体の使い方・考え方」を主に指導。
私自身も数多くの怪我や病気により中学生時にドクターストップになりサッカーを断念。
現在、体でお悩みの方が好きなことを断念せず、いきいきとした人生を送れるよう、私の経験と技術であなたをサポートできることができれば幸いです。
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